手術件数年間200件、「球数制限はせざるを得ない状況になっている」古島弘三医師 インタビューVol.1

 

第1回

手術件数年間200件、「球数制限はせざるを得ない状況になっている」古島弘三医師

 

高校野球ドットコムのコラムで取り上げられている記事の一部を抜粋してご紹介させていただきます。

当協会の特別顧問でもある古島弘三先生のインタビュー記事が5回に分かれてアップされていきます。

 

――今年は有識者会議が行われたりもしていますけど、本当に制限はかけるべきだと言われていますよね。

古島) 本当は今更賛成か、反対かという次元ではないんです。もう球数制限をかけざるを得ない状況まで来てしまったという事です。
本当は指導者が選手の肩肘を守る、健康を守る立場にいるわけですが、そういう人たちが選手に無理をさせて怪我をさせている。
そもそも指導者がおかれている立場を良識的に理解していれば、球数制限というルールを作る必要はないんです。しかし方向性がまず「勝つために」という方に傾いているから、「一人の選手と心中する」とか、「この選手が投げなきゃ勝てない」とか言って一人の選手の負担を重くするのでその選手が壊れるわけです。
そういう考え方を多くの指導者が持っているので、投球制限のルールを作らざるを得ないわけです。

 

他のインタビューに関しては以下サイトをご覧ください。

https://www.hb-nippon.com/column/2034-seigen/13961-seigen2019080801